【WORK IN FUKUOKA】クリエイターが暮らして感じた福岡の魅力と可能性 #Dカラ_012
こんにちは、株式会社D・A・G公式note『D.COLORS』編集部です。
D・A・Gのカタチづくるカルチャーを紹介するコーナー『D.CULTURE』。
D・A・Gには、全国各地はもとより、世界中から様々な経験・技術をもったメンバーが集まり、東京・福岡の拠点でそれぞれの強みを活かしながら日々制作に取り組んでいます。
今回は、福岡・TENJIN STUDIOにフォーカスし、生まれ育った地を離れて移住を経験したクリエイターに、福岡での暮らしについてインタビューしてみました。
―今日はお時間いただきありがとうございます!
さっそくですが、みなさんの現在の業務と、出身地を教えてください。
千:よろしくお願いします!
私はアニメーターとして、現在コンシューマータイトルのカットシーンを制作しています。京都府出身で、福岡に住んで7年目です。
ルイ:僕もアニメーターで、現在は自社オリジナルコンテンツの制作・開発を担当しています。フランス出身で、来日してちょうど4年です。初めは大阪でワーキングホリデーをしていて、福岡には3年前に来ました。
坂本:僕は今コンシューマータイトルのプロジェクトでエフェクト制作を担当しています。出身は北海道で、専門学校入学のタイミングで福岡に来て、現在住んで7年経ちます。
ー 福岡に移住した経緯やきっかけを教えていただけますでしょうか。
千:私は京都の芸大を卒業後、大阪のTV系CG制作会社でデザイナーとして勤務していました。業務のなかでアニメーションに触れる機会があり、その可能性に魅力を感じて。もっとアニメーションのスキルを高めたいな、と転職を考えはじめました。関西を出たことがなかったので、一度思いきって出てみようと思って。
東京と福岡のどちらに行こうかなと悩んでいたら、東京で働いている友人から「どちらも仕事内容はほとんど変わらないよ」と聞き、それなら家賃相場の低い福岡にしようかな、と。
ゲーム関連に進むか映像関連に進むか迷っていたんですが、D・A・Gの制作実績を見たときに、ゲームも映像も数多くの実績があった点に惹かれて、D・A・Gに入社しました。
坂本:僕は北海道の中でも、都心から距離がある街の出身で、都会へ出たいなと考えていて。東京、大阪、名古屋、福岡で迷ったのですが、東京や大阪に行く人は多いし、せっかくなら一番遠いところに行こう!と福岡にしました。
ルイ:僕は、大学時代に「ペルソナ」シリーズや「龍が如く」シリーズのゲームをプレイしたことがきっかけで日本の文化に興味を持ちました。大学卒業後、フランスのアニメ制作会社でアニメーターとして働いていたのですが、独学で日本語の勉強を続けるうちに日本に行ってみたくなって、ワーキングホリデーを利用して2019年9月に日本に来ました。
大阪でワーキングホリデーしていたんだけど「日本でずっと暮らしたいな、日本のゲームに関わってみたいな」と思って。いくつかのゲーム会社から内定をもらって、そのなかで一番行きたいと思った会社がD・A・Gだった。最初、D・A・Gは本社が東京だから、東京で働くんだと思ってた(笑)。ただ話をしていく中で、ゲーム開発のメイン拠点は福岡だと聞いたので福岡に来ました。
ー初めて福岡に来たときに、どんな印象を持ちましたか?
ルイ:僕は最初「道が広い!」と感じた。あと、都会なのに自然が多い!神社やお寺もいっぱいあるし。そのバランスがすごくいいと思った。
坂本:僕は福岡空港が都心部からとても近いことにびっくりしましたね。地下鉄で中心部の天神まで10分で着いちゃう。
千:私は京都よりすごく都会だと感じた!おしゃれなお店とかカフェが多くて、洗練されていると思いましたね。都会なんだけど、他の大都市のようなせわしない感じがあまりなくて、時間の流れがゆっくりしているなと感じました。
ルイ:ああ、それすごく分かる!
ー実際に暮らしてみて、「福岡のここ素敵だな~!」と感じることはどんなことでしょうか?
ルイ:やっぱり、都会だけど自然がたくさんあるところがいい。大濠公園や西公園などの大きな公園が街の中にあって、車がなくても歩いていける。大濠公園は水上ボートもあるし、ペットや赤ちゃんを連れた家族も多くて、とてもいい雰囲気。
千:福岡は公園も多いし、海も山も近くて自然のなかでリフレッシュできる場が身近にあるので、めりはりをつけて暮らしやすいと思います。最近TVでもよく取り上げられてる糸島にも電車で30分程度で着くし。
ルイ:糸島、いいよね!D・A・Gにも、関東から糸島に家族で引っ越したメンバーもいるね。
坂本:本当に街がコンパクトで移動が楽ですよね。地下鉄は乗り換えもほとんどないから、初めて利用する人にも分かりやすいと思いますし。
去年、D・A・Gの福岡拠点が天神ビジネスセンターへ移転して、通勤アクセスがさらによくなりましたよね。
千:最寄駅の改札から30秒でビルに到着するもんね。駅直結だから天気も関係ないし。
坂本:関東圏の人は通勤に平均1時間ほどかかると聞くと、福岡すごいな~と感じます。
千:このあいだ地下鉄の七隈線が延伸して、福岡空港や博多駅までのアクセスがさらによくなって嬉しいです。沖縄や韓国とか台湾とか、アジアへのアクセスもすごくいいですよね。海外への直行便も多いし。旅行や帰省のたびに「福岡ってやっぱり便利だな」と実感します。
ルイ:ほんとに便利だよね。福岡から九州の他の県にも新幹線で1~2時間で行けるし。九州は各地域でそれぞれの魅力があってとても面白い。このあいだ初めて長崎に行ったんだけど、近いなあと思った!
ー福岡で暮らしてみて、驚いたことや「意外!」と感じたことはありますか?
坂本:僕は、来る前に持っていた印象よりも治安がいいし、穏やかだなと思いました。街中がゴミゴミしていなくて、住んでいてストレスを感じることが少ないですね。
千:私は月曜日から居酒屋がすごく混んでることに驚きました!関西の居酒屋は週末しかいっぱいにならないので、衝撃を受けましたね。外飲みカルチャーが浸透していて、飲みに行っても終電をあんまり気にしてないことにびっくりしました。
坂本:TENJIN STUDIOのメンバーは、都心部からタクシーで2,000円くらいの距離に住んでる人が多いですもんね。頑張れば徒歩でも帰れますし、終電を気にせず飲めるのは本当にいいですよね!
ルイ:僕は、ごみ回収が夜中(*) なのはとてもびっくりした。あれ、福岡の誇りなんでしょう?とても不思議に感じる!
坂本:それは僕もびっくりしました!
あと、個人的には福岡の方はグルメへの情熱がすごいと思います。以前、知り合いにおすすめのお店を軽い感じで聞いたら…15件くらい教えてくれて(笑)、しかも「海鮮」とか「焼き鳥」とか、カテゴリに分かれたリストをいただいたことがあって…。
ルイ:わあ、15件も?(笑)すごいね!
坂本:特に、ラーメンはこだわりがある人がやっぱり多いですね。いつの間にか議論に発展してたり(笑)。
千:福岡、美味しい物が本当にたくさんあるもんね。スーパーも新鮮だし安い。あ、グルメで特に驚いたのは、イカが透明なこと、あとうどんがすごく柔らかいこと!出汁もあごだしだもんね。
ルイ:こだわりを感じるカフェやベーカリー、雑貨屋も多いと思う。先週末は西新のカフェ『NIYOL COFFEE』で過ごしたよ。
坂本:ああ!ベーカリーは東京に出店しているお店もたくさんありますよね。
あと、これは僕が北海道から来たからなんですけど、冬でも雪が全然降らない。来てすぐの冬は驚きました。プログラマーのOくんが岩手県出身なんですが「冬でもチャリに乗れるっていいね」って意気投合しました(笑)。
ルイ:へえ、Oくん岩手の出身なんだ!日本全国からTENJIN STUDIOに集まってるね。
千:長期休暇が明けると、このカウンターの上が全国各地のお土産でいっぱいになるよね。あ、お土産で思い出したけど、名古屋出身の新卒デザイナーが、チャットで「GWで名古屋に帰省するので、福岡土産のおすすめ教えてください!」って聞いていて、みんなめっちゃリアクションしてたね(笑)。
ルイ:すごく盛り上がってたよね!知らなかったお土産もいっぱいあって、あれは勉強になった(笑)。
ー逆に、もっとこうなったらいいのにな、と感じることはありますか?
千:そうですね…敢えていうなら、ですが、私はバスで通勤しているんですが、毎朝渋滞にはまっちゃうので時刻表を一度見直してほしいです(笑)。
坂本:展覧会や美術展などのイベントがもっとたくさんきてほしい。関東に比べるとやっぱり少ないので。
ルイ:あ、ほんと?僕は逆に、意外とたくさん展覧会が開催されていると思った!このあいだミュシャの展覧会もあったよね。天神エリアに美術館が多くて、気軽に行けるし。
坂本:美術館も立地はいいですね。ただ、大規模な展示や企画は会場が限られてしまうので、なかなか九州まで来ない印象はあります。
千:たしかにね。ルイさんはこうなったらいいなと思うことはありますか?
ルイ:うーん…夜のごみ回収はやっぱり不思議(笑)!
ー制作の合間のリフレッシュや、休日はどのように過ごされていますか?
千:気分を切り替えたいときは、メンバーと一緒にランチに行ったり、業務後に飲みに行ったりしています。休日は自主制作やジムで身体を動かすことが多いですが、時にはメンバーと一緒に糸島や佐賀の唐津へドライブして、新鮮な海鮮を食べにいったり、カメラを持って山に登ったりすることもありますね。
千:気の置けないメンバーと自然のなかで過ごすとリフレッシュできるので「またいいもの作るぞ~!」というモチベーションが湧いてきます。
ルイ:今年はコロナも落ち着いていたから、大濠公園でお花見もしたね。
僕は、休日はカフェでスケッチをしたり、公園でのんびり過ごしたりすることが多い。あとは少し前に社内のアニメーターたちと動物園にドローイングに行ったんだけど、すごく楽しかったし刺激になった!
ルイ:今度はマリンワールド(水族館)で遠征ドローイング会をやりたいね。
坂本:僕は休日は専門学校時代の友達と遊んだり飲みに行ったりすることが多いです。あと、専門学校の先生から教えてもらった『屋根裏 獏』っていうギャラリーを併設してるカフェがオフィスの近くにあるんですが、そこの展示を覗くこともあります。
ルイ:そうなんだ!行ってみたいな。
千:『屋根裏 獏』、有名だよね!福岡はクリエイターの個展や展示に快く協力してくれるカフェやギャラリーが多いかも。
坂本:福岡という街にもD・A・Gにも共通していることですが、外から来た人や、頑張ってる人を積極的に助けてくれたり受け入れたりするカルチャーがあると思います。都会なんだけどいい意味で地方っぽさがあるというか、人情味があるというか…(笑)。
千:めっちゃわかる!知らない土地に引っ越すのは不安もあると思うけど、福岡だったら孤独感や疎外感を感じることは少ないんじゃないかな。
ルイ:そうだね。さっきのお土産の話みたいに、D・A・Gのメンバーみんな優しくて、気にかけてくれるよね。それに、いろんなバックグラウンドを持つ人が集まってて、面白い視点でコメントや意見をもらえるから、刺激になる。
千:まわりの環境がクリエイティブに与える影響って大きいから、福岡みたいに色んなインプットやリフレッシュできる環境が近くにたくさんあるのは、クリエイターにとって重要だよね。
ー最後に、これからもずっと福岡に住みたいとおもいますか?
千:はい、今のところそのつもりです!福岡は人も温かくて、ライフスタイルやステージが変わっても暮らしやすいだろうと感じています。
ルイ:僕もずっといると思う。福岡に来て生産性が上がったし、生活が豊かになったと感じてる。D・A・Gとの縁がないと福岡に来ることはなかったと思うから、入社してよかったなと思ってます。
坂本:僕も今のところは福岡にいたいですね。今、『天神ビッグバン』で都市中心部が再開発されていて、これからもっと活気が出るだろうなと思ってます。たくさんのチャンスや可能性が身近にある街だと思うので、クリエイターとして、もっと自分の強みを追求して、この土地でステップアップしていきたいですね。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
今回の『D.CULTURE』では、TENJIN STUDIOで活躍する3人のクリエイターに、”福岡への移住”というテーマで話を聞いてみました。
『環境やインプットの質を変えたい』、『多種多様な刺激のなかでものづくりをしたい』、『QOLを向上させたい』と思っている方は、ぜひ福岡で暮らしを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
▽弊社取締役・木榑が参加しました▽
九州のいいヒト、いいコト、いいシゴト『QUALITIES』座談会
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【新卒採用】※2024年度新卒採用2次募集中です!
D・A・Gでは、現在2024年度新卒採用(2024年4月入社)のご応募を受け付けています。積極的な採用活動を行っており、ぜひ多くの方々とお会いしたいと思っております。ご興味のある方は、ぜひマイナビ2024よりエントリーください!(応募締切:2023年6月30日まで ⇒2023年9月30日まで)
【中途採用】
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